ロボットプログラミング 教材 ろぼたみくらぶ
ロボットプログラミング教材ろぼたみくらぶ

「体験用モデルA-2」に関連するトラブル項目

リモコンで操作中にロボットが止まらなくなる

リモコンでロボットを動かしていると、たまに止まらなくなります。なぜですか?

リモコンで操作していると、ロボットが止まらなくなる事があります。

リモコンの赤外線電波が途切れると止まらなくなるリモコンからの赤外線電波がリモコン受信モジュールに届かなくなると、止まらなくなる事があります。
対処方法リモコン赤外線電波が届く距離まで近づき、十字ボタンを再び押して命令を出して見てください。また、ロボット側のリモコン受信モジュールの取り付け位置あるいは、向きが悪い可能性もあります。
説明ロボタミのコントローラーは最後に受けた命令を実行し続けます。例えば、次のようにプログラムし実行した場合どうなるでしょう。

この[GO=5]の値”5”は、次にある命令の実行を0.5秒遅らせます。もしこのまま実行しても0.5秒では停止せずにロボットは動き続けます。理由は[STOP]の命令語が入っていないからです。[END]のカードが有るから止まりそうに感じますが、[START]と[END]のカードは、それ自体にロボットを制御する機能は無く、プログラムの最初と終わりを示しているに過ぎません。

リモコン操作で赤外線電波が途切れロボットが止まらなくなるのは、上記の仕組が関わっています。例えばリモコンの十字ボタンの上を押した時には前進、十字ボタンを押してない時は停止する様にプログラムしたとして、上を押している間はもちろん前進しますし、押すのをやめればその情報がロボットに伝わり、ロボットは停止します。でも押している最中に赤外線電波が途切れると、押すのをやめた情報を受信していないロボットは前進し続けます。先ほど説明した状況におちいるわけです。その場合は、新たな命令を出せばロボットはその命令を実行します。つまり、十字ボタンの上をもう一度押したり、他の動きをプログラムしてある方向を押せば直ります。

ポイント赤外線電波が途切れた時と、十字ボタンをはなした時では、ロボットが受け取る情報が違う。

リモコンの「Aボタン」を押しながら操作した場合リモコンのAボタンを押しながら十字ボタンでロボットを操作すると、十字ボタンをはなしても命令を実行し続ける仕様です。もう一度十字ボタンを操作すれば直ります。


コントローラーの電源が入らない

コントローラーの電源スイッチを「ON」にしてもコントローラー本体のLEDやチャンネル番号が点灯しない場合は、乾電池が原因の可能性があります。エースラボシリーズの場合は、乾電池ケースが独立している為、配線がコントローラーに正しく接続されていない場合があります。


乾電池の向き
コントローラーや乾電池ケースに入っている乾電池の向きが合っているか確認してください。


エースラボシリーズの乾電池ケース配線を確認する
乾電池ケース2つが正しくコントローラーに接続されているか確認してください。乾電池ケースが両方正しく接続されていないとコントローラーの電源は入りません。


乾電池の交換
乾電池を新しい物に交換してみてください。古い乾電池と混ざらない様にご注意ください。

ライントレースがうまくいかない

黒い線を無視して直進してしまう
赤外線センサーが反応していない場合があります。赤外線センサーモジュールを正しくコントローラーに接続しているか確認してください。


黒い線に反応したりしなかったりする
赤外線センサーモジュールには、センサー感度調節が付いています。ドライバー式とスイッチ式があり、ドライバー式は左に回すと感度が強くなります。スイッチ式は「H」にすると強くなります。感度を強くしてお試しください。

ドライバー式

床と線のコントラストが弱い
床と線の色がくっきりしていない場合、赤外線センサーの反応が悪くなる可能性があります。推奨は白い床や紙に、黒く太い線(ビニールテープ程度の太さ)です。光沢の有る黒いテープなどは、赤外線が反射する可能性がありますので避けてください。


太陽光で誤作動
赤外線を含む太陽光が原因で動作が不安定になる事があります。直射日光は遮ってご使用ください。


プログラムのダウンロード
プログラムコントローラーを使用している場合は、下記のプログラムと見比べるか、プログラムデータをダウンロードして動作確認してみてください。

ライントレースのプログラム

 

ライントレースプログラムをダウンロード

※ダウンロードしたプログラムを実行する場合の赤外線センサーモジュールのコントローラーへの接続箇所は、IN0に(後ろから見て)左側の赤外線センサーモジュールを接続、IN1に右側の赤外線センサーモジュールを接続してください。

トラブルが解決しない場合は、こちらのページも参考にしてください。
参考:ライントレース

前進させると左右どちらかに曲がっていく

ロボットを前進させると、まっすぐに走らず左右どちらかに、ゆるやかに曲がってしまいます。

DCモーターを両輪に1つずつ装着させるタイプでは、モーター個体差の可能性があります。全く同じ工程を経て製造されたモーターでも、わずかな個体差が出ている事があります。

モーターの個体差
遅い方のDCモーターを別の物に交換すると改善する可能性があります。プログラムコントローラーを使っている場合は、早い方のモーター速度をプログラミングで低下させる事でまっすぐに走るようになる可能性があります。


ロボットが四輪の場合
ロボットを持ち上げて、左右の前輪を手で回した時、どちらか一方だけ抵抗が強い場合があります。前輪の組立工程を再確認してみてください。